心不全をお持ちの方は多くおられます。
コクラン(質の高い情報からエビデンスを発信している団体)では心不全患者に対して、「運動を中心としたリハビリテーションを行うと、あらゆる要因による短期入院や心不全による入院が減少する可能性があることなどの重要な利点がある(2019年)」とされています。
また、冠動脈疾患をもつ患者に対しても「運動を中心とした心臓リハビリテーションを行うと心血管疾患での死亡及び入院する危険性の減少や健康関連QOL(訳注:病気が生活や仕事に与える影響を定量化したもの)の改善を含む重要な利点がある(2016年)」とされています。
2021年7月にニューイングランドジャーナルオブメディシン(NEJM)で発表された「心不全で入院した高齢者に対する運動リハ」では、心不全に対する運動リハが安全であることや、実際にどんな運動をどんな段階に応じて行ったかが書かれています。
少し汗をかくような運動を行うことが大事なんですね。
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